カリートの道

『カリートの道』(Carlito's Way)は、ニューヨーク州最高裁の元判事エドウィン・トレスの小説及び前述の小説その続編『それから』を原作とし、1993年に公開されたアメリカ映画。原作はエドウィン・トレス。

元麻薬王のカリート・ブリガンテは親友の弁護士クラインフェルドの尽力によってたった5年で刑務所から出所する。しかし、彼が5年ぶりに見た街と人々は、仁義も信義も失って変わり果てていた。麻薬の取引では見境いのない人殺しが起き、かつての仲間は金のために平然とカリートを裏切ろうとする。
さらにカリートはベニー・ブランコというチンピラを殺害することができず、自分にも老いがきていることを悟る。そんな街と人々にカリートは絶望し、周囲の期待をよそに、カリートは南国でレンタカー屋を営むという夢を叶えるために堅気の生活を送り、着々と金を集めることに精を出す。さらにかつての恋人・ゲイルとのよりを戻し、夢へと一歩一歩近づいていく。
そんな中、クラインフェルドがとんでもない頼みごとを切り出してきた。『マフィアのボスが脱獄するからそれを手伝ってくれ』というのだ。カリートはかつての仁義を裏切るわけにもいかず、頼みを承諾する。しかし、クラインフェルドが突如として暴走、ボスを殺害し、見張り役のボスの息子を惨殺してしまう。凶行に至ったクラインフェルドにカリートは激怒、彼にもう仁義はないとしてその場を立ち去る。
しばらくしてクラインフェルドはマフィアからボス殺しの報復として襲撃され、怪我を負う。一方のカリートは検察から呼び出しを受け、クラインフェルドが自分を売ろうとしていたことに気づく。
ゲイルが妊娠し、今夜旅立つという時に、怒りを隠せなかったカリートは急遽クラインフェルドの病室に向かう。
クラインフェルドはカリートが自分を殺しにきたのでは、と警戒し彼に銃を向けるが、カリートは言葉をかけるだけでなにもしなかった。その後、今度はマフィアの殺し屋がクラインフェルドの病室にやってきた。クラインフェルドは銃で応戦しようとするが、なんと銃の弾丸が抜かれていた。カリートの策略にまんまとはめられたクラインフェルドは無様に銃殺されてしまう。
カリートは金を持ってゲイルの待つグランド・セントラル駅に急ごうとするが、その彼の前にマフィアのボスの次男ヴィニーが立ちはだかる。彼らの追撃をかわし、駅まで辿り着くが、そこで見つかってしまう。エスカレーターを舞台に壮絶な銃撃戦を繰り広げ、彼らを倒したカリートはゲイルの元へと急ぐが、そこに自分の用心棒バチャンガとベニー・ブランコが現れ、カリートは撃たれてしまう。
ゲイルに金を託し、「街を出ろ」と言い残すと、カリートは静かに息を引き取る。彼が最期に見たものは、かつて夢見たパラダイスを写し出した看板だった・・・・・・

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