下山、そのあとに
六合目からは、ゆるい平坦な道だ。
ここまで来たら、戻ったも同然・・・ではなかった。
昨日の来た道を戻るだけなのだが、こんなに遠かったか?と思うほど長く暑い道のりだ。
行きは足慣らしだったのだが、どうやら下り坂だったらしい。
戻りはだらだらとゆるい登りが、ひたする続く。
たしか行きは30分程度だったか、帰りはその時間がひどく伸びて感じる。
昨日のおばさんの様子を思い出した。
最後に登りがあるとは思っていなかった。
山肌にそって続く道では、五合目の建物がまったく見えない。
気温も麓並みに上がってきているので、よけいに辛い。
しかも喉まで乾いている。
重い体を引きずりながら五合目の入り口に辿りついたときには、心底ほっとした。
すぐに自動販売機でジュースを買って、一気に飲む。
本当にきつかった・・・。
なんとか駐車場までのシャトルバスに間に合い、深くシートに腰を預けるとすぐに寝てしまった。
ゆうべはほとんど寝ていない。さらに行きが5時間と早朝の3時間、下りに4時間近く。
記憶のないまま、富士山をあとにした。
といわけで、富士山初登頂は無事に終わった。
終わってみればなんということはない。
ただ、登りきった充実感と、この世とも思えない自然の雄大さを感じること。
一生に一度は登ってみたい山だ。
いや、また登りたい山かな。
教訓:水は大切
ところで富士山から下ったあとは、ほとんどの人がお風呂に入りたいと思うことだろう。
下り坂の粉塵は、体中のあらゆるところに入り込んでいた。
さっぱりと洗い流してしから帰路につきたいものである。
