本8合目で宿泊

すでに登り始めて4時間程度。
そろそろと空気も寒くなってきた。
風も冷たいと感じる。

本八合目までは、岩も減り少し歩きやすくなってきた。

ちょっとだけ息が荒くなったが、それほど空気が薄いとも感じない。
風があるためだろうか。心配していた高山病も心配なさそうだ。
とはいえ、酸素ボンベを使ってみる(使いたかっただけ)
す〜〜〜〜〜〜〜。
あんまり変わった気がしないな。


すでに標高も3,200メートルを超え、雲の上に上がってきた。
六合目あたりの霧もなく、澄んだ空気で遠くまでよく見える。
山頂にかかった雲と下の雲の間にいるらしい。
なんだか不思議な光景だ。

本八合目の宿まであと少しのところで、行き倒れの外人に出会う。
地面に仰向けにまっすぐ寝転がり、寒そうにしている。
とても軽装で、いかにもアメリカ人っぽい。
中国人らしき登山者が困ったような顔で様子をうかがっていた。
先に登っていた嫁に聞くとどうやらどこかが痛いらしい。
「どうかしましたか?(一応英語で聞く)」
「ペラペラペラ・・・(当然英語で答える)」
・・・分からん。
なんだか足をさすっているので、もしかして足が痙攣しているのか?
「分かった、ちょっと待ってて(なんとか英語で返す)」
こんなこともあろうかと!
リュックからシップを取り出して渡す。
「ノォ〜〜〜〜」
怒られた。
どうやら冷たいシップはいらない裸らしい。
怒んなよぉ。
よくよく聞いてみると、寒くて足が動かないらしい。
それはそうだ、薄手のズボンにペラペラのシャツ。
ちょっと高原に行くにしても軽装過ぎる。
日本の山をなめんなよ。寒いに決まってるじゃん。
とりあえず暖めるものは無いしなぁ・・・。
痛み止めがわりに頭痛薬と蜂蜜のドロップを渡した。
ちょっとは体が温まるかも。
リュックから六甲のおいしい水の2リットルペットボトルを出して頭痛薬を飲んだ。
どんだけ水を飲むんだ?おおざっぱな感じはやはりアメリカ人っぽい気がする。
ほどなく先に登っていた仲間が迎えに来た。
無事頂上まで行けよ。
というか、その薄着では無理だろうけど・・・。

6時半ごろ、本八合目に到着した。
今日の宿だ。
今まで登った道を見下ろす。スケールがよく分からないので小さく見えるが、ずいぶんと登ってきたようだ。

コメント